老眼鏡による矯正が基本
老眼鏡で矯正する以外に治療の方法はありません。近用、中近両用、遠近両用(二重焦点、境目のわからない累進多焦点レンズ)のタイプがありますので、生活スタイルに合わせて、眼科医で処方箋を出してもらい、無理のないものを選ぶことが大切です。
また、60歳くらいになって固定するまでは、老眼が進むに従って度が変わってくるので、2〜3年に一回は老眼鏡を作り直す必要があります。
最近では、遠近両用のコンタクトレンズも開発されています。老眼の度にもよりますが、中期までの老眼であれば、ある程度対応できます。
40歳代後半(特に女性)で、老眼の初期に眼鏡をかけたがらない人がいますが、これらのコンタクトレンズなら外見も気にする必要はありませんので、眼科医に相談してみるとよいでしょう。
アメリカでは、角膜の周囲にラジオ波を照射することによって、屈折率を変える「コンダクティブ・ケラトプラスティ」(伝導式角膜形成術)という手術が老眼治療の画期的な方法として注目を浴びています。
しかし、日本では現在(2007年)、城西眼科医院、神戸クリニック広尾・梅田、南青山アイクリニック東京、おぐり眼科クリニックなどのごく限られた医療機関でしか実施されておらず(保険は非適応)、普及にはもうしばらくの時間が必要とされています。