細かい字が読みにくくなり、放置していると頭痛、肩こりも

新聞などは遠く離さないと文字が読めません

老眼の症状としては、薄暗いところでは新聞などの細かい字が読みにくくなったり、グッと顎を引いて目から離さないと見づらくなったりします。そのまま、放置しておくと、目が重くなったり、肩こりや頭痛、頭重、吐き気など、いわゆる眼精疲労の症状に悩まされることになります。

なお、近視の人は老眼になるのが遅く、遠視の人は老眼になるのがはやいといわれていますが、この考えは正しくありません。近視の人は老眼になっても、正視、遠視の人と比べて、もともと近いところにピントが合っているので、その分だけ水晶体の調節を必要とせず、見かけ上、老眼になっていないようにみえるのです。

老眼は老化現象であって病気ではありませんから、眼鏡店に行きさえすれば、眼科に行く必要はないと思っている人が多いと思いますが、老眼を疑ったら、まずは眼科へ行きましょう。

その理由は2つあります。ひとつは、目の病気の有無を調べるためです。中高年になると老眼だけでなく、目の病気も増えてきます。例えば、糖尿病網膜症緑内障などによっても、見えにくさが起こることがあります。眼科では病気の有無を調べる最低限の検査が行われます。老眼を疑って受診したら病気が見つかった、ということもあるのです。

もうひとつの理由は、自分の目にきちんとあった老眼鏡をつくるためです。眼科では視力検査とともに屈折度を調べます。屈折度とは、目の調節力を調べるものです。

屈折検査には機器を使って調べる他覚的屈折検査と、いろいろなレンズを使って患者さん自身が見え方を答える自覚的屈折検査があります。こうした検査によって屈折度を調べた上で、老眼鏡の処方箋がつくられます。

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