働き盛りの男性に多い中心性網脈絡膜症

黄斑部が浮腫状になって起こります

働き盛りの男性が注意したい病気に、中心性網脈絡膜症があります。これは、網膜の黄斑部に、脈絡膜から漏れ出た漿液がたまる病気です。

網膜と脈絡膜の境目には網膜色素上皮細胞が並んでいますが、それが何らかの原因で破壊されると、そこから脈絡膜の漿液がにじみ出てくるのです。そのため、網膜は浮き上がったようになり、視力に障害が出てくるのです。

中心性網脈絡膜症の症状
軽い視力障害を生じ、特に中心部が見にくくなったり(中心暗点)、物が小さく見えたり(小視症)、変形して見えたり(変視症)します。また遠視が起こることもあります。

発症後3〜4週間を過ぎると、浮腫は吸収され始め、自覚症状も軽くなってきて、数ヶ月で治癒しますが、完全にもとに戻らないことが多いようです。また、しばしば変視症を残すこともあり、再発することもあります。しかし、この病気によって失明することはありません。

中心性網脈絡膜症の治療
病変が黄斑部の中心から離れていれば、レーザー光凝固法を行います。また、網膜の腫れをとる薬や、網膜の機能を回復させる薬を用いることもあります。

この病気は、自然に治ることも多いのが特徴です。けれども、約30%の人に再発がみられ、再発を繰り返していくうちに視力回復が難しくなることもあります。きちんと治療を受けるようにしましょう。中心性網脈絡膜症は過労やストレスを抱えている人に多く発症するので、心身のストレスを避け、規則正しい生活を心がけることも大切です。