ウイルス性結膜炎は目やにや涙などから周囲の人へうつります

まぶたの腫れや充血、涙などが現れます

いわゆる「はやり目」で、流行性角結膜炎のことをいいます。感染力の強いアデノウイルス8型が原因であることが最も多いとされています。潜伏期間は5〜12日間もあり、発見が遅れがちです。

症状は、目やにがべっとりつき、まぶたの腫れや充血、涙などのほか、耳の下にある耳前リンパ節にしこりが生じることもあります。さらに角膜炎を併発して、目がかすむなどの症状が出ることもあります。

プール熱」ともいわれる咽頭結膜炎は、アデノウイルス3型によるものです。患者の目やにや、咳からも感染するため、夏、プールを介してうつることが多く、このような病名がついています。
充血が起こるとともに、のどの痛みや発熱、全身のだるさ、吐き気や腹痛、下痢など全身症状も現れます。

また、アポロ11号が月面着陸した時に流行したことから、「アポロ病」とも呼ばれている急性出血性結膜炎では、両目の結膜に著しい出血が起こります。

ウイルス性結膜炎に直接効く薬はありませんが、ほかの病気の合併を防いだり、充血や腫れを抑えるために、抗生物質などで治療します。

感染力がかなり強く、目やにや涙などからもすぐにうつります。患者や周囲の人は、決して患部の目に触らないことが大切です。手はこまめに洗い、目やにはティッシュなどでよく拭き取って、捨てるようにします。タオルや洗面器、食器などは共用しないように注意しましょう。

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