紫外線などから水晶体と黄斑部を守るルテイン

目を酷使する現代人には欠かせません

ルテインは強い植物の光合成を行なう色素で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。人間の体内では、網膜の黄斑、乳房、子宮頚部に多く存在することが知られています。特に眼の水晶体と黄斑部に存在する主要なカロテノイドはルテインであるため、これらの部位が正常に機能するために重要な働きを果たしています。

ルテインは、光そのものを遮る役割があります。また、光の一部が細胞に達してしまい、細胞が光による酸化ダメージを受ける危険性が生じた場合でも、抗酸化作用によってこれを防止します。

人に対して害を与える光線としては、紫外線が有名ですが、青い光は、光線の中で最も高いエネルギーを持つもので、細胞に与えるダメージも強力です。紫外線は太陽から照射されますが、青い光は、人工の光に多く含まれています。

人工の光(蛍光灯、パソコン、ゲーム)に囲まれて生活を送っている現代人は、日常的に高エネルギーの青い光にさらされていることになります。特に眼は、外界に対してむきだしの臓器ですから、青い光からのダメージを直接受けることになります。

外界からの光を受けとめるレンズの働きをしている水晶体、その真後ろ、網膜の中心部に位置する黄斑部は、視覚機能にとってきわめて重要な役割を果たしています。これら部分にはカロテノイドのうち、ルテインしか存在していません。ルテインが、光による酸化ダメージから水晶体と黄斑部を守っているのです。

ルテインが不足した場合は、紫外線や老化などによって黄斑が破壊され、視力を失う危険性もある黄斑変性症のリスクが高まります。

ルテインはほうれん草やブロッコリー、からし菜、キャベツ類、とうもろこし、そばなどに多く含まれています。これらの食品から毎日最低6gのルテインを摂取している人は、そうでない人に比べて、黄斑変性の罹病率が低いことが判明しています。

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