緑内障 眼圧が高くなり視神経が圧迫される病気です

緑内障は眼圧が高くなることによって、視神経が圧迫され、視力が障害される病気です。急激に起こる場合と、慢性的に起こる場合があります。眼圧が正常でも起こることもあり、中高年にとっては油断ならない病気といえます。

眼球が球状を保つためには、適度な張りが必要ですが、この張りが眼圧です。眼圧の正常値は10〜20mmHgですが、その数値は眼球の中にある房水の量によって決まります。

房水の量が増えすぎると、眼圧が高くなってしまいます。何らかの原因で排水口が詰まってしまうと、房水がどんどんたまって、眼圧は上昇します。

緑内障とは?

緑内障とは、眼球に栄養を運ぶ水がたまりすぎることで、眼圧が上がり、視神経が圧迫されて、視覚障害を起こす病気です。

緑内障の症状

急性緑内障の多くは、目の症状より、激しい全身症状が起こります。慢性緑内障の初期には、ほとんど自覚症状はありませんが、少し進行すると、目の痛みや霞、眼精疲労などが起こり、同時視力低下や視野狭窄などが生じてきます。

緑内障の種類

房水の出口である隅角の部分や、その先で排水路の役目を果たす「シュレム管」の状態により、症状の現れ方が異なってくるのです。原因別に病気のタイプは、3種類に分けられます。

早期発見が治療のポイント

早期発見のためには、定期的に眼圧のチェックを行い、視力自体が低下しているのか、視野が狭くなっていないかなど、確認することが重要です。

緑内障の検査

緑内障は、初期症状に気づきにくい特徴がありますので、定期的な検査が必要です。早期発見のためには、眼圧を測定する眼圧検査を定期的に受けるようにしましょう。視神経に障害が出るより先に病態を発見し、適切な治療を始められます。

緑内障の治療と手術

慢性緑内障における治療は、眼圧を下げてできるだけ進行を抑えるのが目的となります。急性の発作の場合は、一刻も早く眼圧を下げて、視神経への損傷を最小限にすることが大切ですから、薬で急速に眼圧を下げておき、その後手術が行われます。

点眼薬の種類と副作用

点眼薬1種類から治療をはじめ、効果が十分でなければ、作用の違う薬を2〜3種類組み合わせます。作用の仕組みによって点眼薬を分類すると、β遮断薬、プロスタグランジン関連薬、副交感神経作動薬、炭酸脱水酵素阻害薬に分けられます。

点眼薬の正しいさし方

点眼する目の下まぶたを指で軽く引き、薬を1滴だけたらします。薬が入ったら、そっと目を閉じて、目頭を数分、指で軽く押さえます。

眼圧を上昇させてしまう薬

気をつけて制限しなければならないものは、ステロイド薬、総合感冒薬、鎮咳去痰薬、消化性潰瘍薬、抗ヒスタミン薬、血管拡張薬、血圧降下薬などです。