水疱性角膜症やアルカリ腐食などでは再手術の可能性も
角膜移植が成功して、よく見える透明な状態なることを「透明治癒」といいます。原因疾患が特別に悪い状態でなければ、この透明治癒率は現在では80%以上に達するといわれています。
しかし、移植後には拒絶反応もある程度の割合で起こります。この拒絶反応が薬で抑えられなければ、角膜はまた白濁することになります。
水疱性角膜症やアルカリ腐食、拒絶反応を繰り返して角膜移植を何度も受けている人、角膜潰瘍が進行して角膜に穴が開いたような重症の角膜疾患などでは、再移植手術となる確立が高くなります。
また、5年、10年と経過すると、移植した角膜の内皮細胞が徐々に減少して水疱性角膜症となったり、遺伝性の角膜変性症では移植した角膜にも元の病気が発生して再び角膜が混濁することもあります。
しかし、近年は術後管理や免疫抑制薬の進歩により、再移植の成功率も高くなってきています。