角膜真菌症は放置すると視力障害の原因になります

灰白色の潰瘍ができます

植物の葉で目を突いたときなどに起こりますが、コンタクトレンズの不適切な使用で発症することもあります。例えば、長時間の連続使用、装着時に手指を清潔にしていない、指定されたとおりの消毒を怠る、期限切れのコンタクトレンズを使う、などが原因でカビが発生して角膜が傷つけられてしまうものです。

また、近年では、副腎皮質ステロイドの点眼剤が誘因となるケースが増加しています。原因となる真菌は数十種類あるとされています。

角膜真菌症の症状
異物感、ひどい充血、痛み、流涙、めやになどの症状が現れます。重症化すると角膜の感染部に、ぼんやりした灰白色の盛り上がった潰瘍ができます。それが次第に放射線状に拡大していくこともあります。放置すると、視力障害の原因になります。

角膜真菌症の治療
患部の粘膜を採取して、真菌の有無を調べます。菌糸が含まれている場合は、抗真菌薬(カビに対する薬)の点眼と眼軟膏、内服、点滴などを併用します。ただし、この病気はいったん症状がでると治りにくいのが特徴ですので、治療には時間がかかります。

これらの治療で改善がみられない場合や、強い濁りが残ってしまった場合には、角膜移植が必要になることもあります。