高血圧や動脈硬化の人に多い網膜細動脈瘤

瘤(コブ)がはっきりと確認できます

網膜の動脈にコブができる網膜細動脈瘤は、高血圧や動脈硬化の人に多くみられる病気です。男性よりも女性に多く発症するという特徴があります。

動脈硬化によって網膜の動脈壁の変化が進むと、一部に弱い部分ができてきます。そこに高血圧が加わると、弱い部分が小さな袋のように膨らんでいきます。これが動脈瘤です。

弱くなった血管の壁は、バリア機能も悪くなるため、血液の成分が漏れて網膜にむくみができます。破れて出血を起こすこともあります。このような病変が網膜の中心に及ぶと、視力が低下します。

時には硝子体に出血を起こして、急に飛蚊症の症状が出たり、黒い影が見えることもあります。細動脈瘤は蛍光眼底検査をすると、実際にコブがはっきり写るのでわかります。

網膜細動脈瘤の治療
自然になかの血液が固まって袋状になった部分を埋め、最終的にはコブがなくなってしまうことも多いものです。出血やむくみも、自然に吸収されていきます。視力もあまり、低下しません。このような場合には、血管強化剤などの薬を内服する程度の治療で十分治ります。

しかし、なかには出血を繰り返したり、出血やむくみが網膜の中心部分に及んで、視力が回復しない場合があります。このような場合は、レーザーを当てて動脈瘤をつぶす治療をします。