あまり知られてはいませんが、気をつけたい目の病気の一覧です

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

マイボーム腺の周囲に肉芽性の炎症が起きて、まぶたに異物感を覚えます。手で触ると、中に小豆の大きさくらいのコロコロとした腫瘤があるのを感じます。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

いわゆる「ものもらい」と呼ばれる病気で、最初はまぶたがはれぼったく感じたり、異物感を感じたりする程度ですが、次第に大きくはれあがって、強いかゆみや痛みを感じるようになります。

強膜炎

眼球をおおっている強膜に炎症が発生する病気です。充血が起こるため、白目の部分が赤くなって圧痛を生じます。

黄斑上膜

目の中で光を感じる網膜の中心部の黄斑の上に、膜のような組織(膜様組織)ができる病気です。進行すると膜が黄斑を引っ張り、黄斑にむくみが現れ、視力低下や、視野の中心部が見えづらい、ものがゆがんで見えるなどの症状が現れます。

網膜静脈閉塞症

網膜中心静脈は網膜で作られた不要な物質を眼球の外へ運び出す役目をしていますが、この静脈が閉塞して血流が阻害されると行き場を失った血液が血管の外へあふれ出てしまいます。この血液が網膜を障害するのが、網膜中心静脈閉塞症です。

網膜動脈閉塞症

視神経乳頭にある、網膜動脈の幹の部分(網膜中心動脈)が詰まったものです。ここで血流が途絶えると、網膜に酸素や栄養が供給されなくなります。原因は動脈硬化や心臓病などによる血管障害です。

網膜細動脈瘤

網膜の動脈にコブができる網膜細動脈瘤は、高血圧や動脈硬化の人に多くみられる病気です。男性よりも女性に多く発症するという特徴があります。

一過性黒内障

頚動脈からは目に血流を供給する眼動脈が枝分かれしているので、微小塞栓が眼動脈に流れていくと、網膜の血行が途絶して一過性に片目が見えなくなることがあります。

角膜真菌症

植物の葉で目を突いたときなどに起こりますが、コンタクトレンズの不適切な使用で発症することもあります。異物感、痛み、流涙などの症状が現れ、角膜の感染部に、ぼんやりした灰白色の潰瘍ができます。

角膜ヘルペス

角膜の表面がヘルペスウイルスに感染したもので、からだの抵抗力が弱くなっているときにかかりやすい眼病です。眼球に痛みを感じ、涙が出る、まぶしさを強く感じるなどの症状のほかに、充血、異物感もあります。

鼻涙管狭窄・閉塞

涙は、上まぶたの外側にある涙腺から分泌され、目の表面を潤したあと、一部は蒸発し、残りは目の内側にある涙点から鼻涙管を通って鼻腔へ流れます。この鼻涙管が狭くなったり、塞がったりして、涙が鼻腔へ流れなくなった状態が鼻涙管狭窄・閉塞です。

涙嚢炎

鼻涙管閉塞による涙目をそのまま放置しておくと、涙嚢内にたまった涙に細菌が繁殖して炎症を起こします。これを慢性涙嚢炎といい、涙嚢部を押さえるとドロドロした液体や膿が逆流したり、原因が放線菌や真菌の場合は、涙石を作ることがあります。

翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、目頭側の結膜から角膜にかけて、赤みを帯びた翼のよう膜が広がってくる病気です。50歳以降の中高齢者に多くみられます。

電気性眼炎

電気溶接や殺菌灯などの人口灯から出る紫外線で障害されて起きる表層角膜炎は、電気性眼炎と言われています。冬山登山やスキーで直接紫外線を浴びて起こる角膜炎、いわゆる雪眼炎(雪目)と基本的には同じものです。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

まぶたがピクピクと痙攣する病気で、重症になるとまぶたが完全に閉じてしまいます。

眼瞼下垂(がんけんかすい)

眼を開くためのまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が、働きにくくなり、まぶたが下がっている状態です。多くは加齢により、この筋肉の付着部が緩むために起こります。

逆さまつげ

まつげの生えている方向は一定でもまぶた全体が内側へ湾曲しているために、眼球表面にまつげが当たる「内反症」と、まつげの生えている方向がまちまちで内側へ向かって生えているまつげが眼球表面に当たる「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」とがあります。