シェーグレン症候群:重症なドライアイを引き起こす代表的な病気

一般的に慢性の経過をたどるため、継続した治療が欠かせません

シェーグレン症候群とは、原因不明の自己免疫疾患の一つで、主に涙腺と唾液腺が破壊されてドライアイと口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こす難病の一つです。重症のドライアイを起こす代表的な病気で、女性の多く発症します。

目の乾燥が強く、角膜がひどく傷付いて、目に異物感やヒリヒリする痛みが持続します。涙腺の破壊が進むと涙の分泌量が極端に低下するため、目の障害は長期間にわたり続きます。

このために、通常のドライアイに用いられる人口涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼薬による治療だけでは不十分で、涙点プラグなどの涙点閉鎖術が必要なケースも少なくありません。

さらに重症例では、角膜上皮細胞の傷を治すために、患者さん自身の血液を採取して作成した自己血清を点眼したり、一時的に瞼板を縫い合わせる手術などが行われます。

シェーグレン症候群の診断には、シルマーテスト点状表層角膜症の有無などの眼科的検査のほかに、唾液腺の異常を確認するために唾液腺の生検や画像診断といった検査も行われます。

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