角膜浮腫 水分量が増えてむくみが生じます
角膜の水分量が増え、むくみが生じる眼障害のことで、自覚症状としてはかすみと視力低下を訴えます。コンタクトレンズをはずした後の眼鏡の見え方も変わります。光をまぶしいと感じることもあります。
低Dk値(酸素をあまり通さない)の酸素透過性ハードコンタクトレンズ、低含水性ソフトコンタクトレンズ装着者に多く見られ、ハードでは角膜中央部に、ソフトでは全体に浮腫が起こります。
コンタクトレンズにより角膜が酸素不足に陥ると、角膜上皮細胞が代謝障害を起こし、乳酸が蓄積し、角膜上皮浮腫となります。酸素不足がさらに進行すると、角膜実質に水分が浸入し、角膜実質浮腫に至ります。長時間、酸素不足が続くと角膜血管新生や角膜内皮障害につながります。
治療と対策
コンタクトレンズの装着を中止し、二次感染予防に抗生物質の点眼を使用します。その後、酸素透過性ハードコンタクトレンズや高含水性ソフトコンタクトレンズに変更します。ソフトでは従来型よりも、1日使い捨てタイプのものなどがよいでしょう。
フィッティングが不良なばあは適正なレンズに変更し、レンズの汚れが原因の場合は洗浄方法をこすり洗いに、消毒方法をコールド消毒に変更します。