加齢による「老人性白内障」が最も多いタイプです

原因によりタイプが分かれます

白内障は先天的なものと、後天的な要因によるものに分けられます。先天性白内障は生まれつき水晶体ににごりがあるものです。

後天白内障には、加齢、ケガなどの外傷性、糖尿病などの病気の合併症によるものがあります。後天的な理由で起こる白内障には、主に次のような種類があります。

加齢によって起こる白内障(老人性白内障)
白内障の中で最も多いのがこのタイプで、加齢によって水晶体がにごるものです。両目に起こりますが、片目だけ進行が速い場合もあります。

早い人では50歳くらいから起こり、80歳を過ぎると、軽いか重いかの程度の差はありますが、ほとんどの人が老人性白内障がみられます。「眼の成人病」と言われるほど高齢者によく起こる眼の病気です。

進行や病状がさまざまで、2〜3年で急激に進行する人もいれば、20年以上もさほど振興しないまま、視力を保てる人もいます。

ケガが原因で起こる白内障(外傷性白内障)
目に物が強く当たったり、何かで刺してしまうといった傷を負ったとき、そこからにごりが始まるものです。ほかに、電流による事故や放射線、X線、紫外線などの電磁波にさらされることでも、起こります。水晶体の袋が破れると、白内障の進行が早くなるので外傷には注意が必要です。

糖尿病による白内障(糖尿病性白内障)
糖尿病の合併症の一つで、水晶体の新陳代謝が障害されることでにごってくるものです。進行が早く、若年層に見られます。なお、糖尿病に併発する病気では、白内障より糖尿病網膜症が重大です。手遅れになると治療法がなく、中途失明原因の第2位となっています。

ほかの病気が原因で起こる白内障
ぶどう膜炎網膜剥離など、ほかの病気によって、水晶体の栄養が障害されることで起こります。
また、成人型アトピー性皮膚炎では、15〜30歳くらいに最も多く白内障が現れます。両目に起こることが多いのですが、進行の程度には差があります。

このほか、抗炎症薬としてアレルギーなどに幅広く使用されているステロイド剤などの長期間服用でも、水晶体がにごることもあり、にごりを透明に戻すことはできません。

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